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26 4月, 2019     この記事は 6 分で読めます

Mud PieがCentric PLMを使って課題に対応した経験からの3つの学び

Mud PieのシニアホームマーチャンダイザーKatherine Bennie氏に、アワード受賞歴もあるギフト&アパレル企業Mud Pieが、データ入力作業の削減から、増加するSKUに対応するためのリソースの対応まで、ビジネスの成長に伴って発生した課題に、Centric PLMを使ってどのように対応してきたのかをご紹介いただきます。

CEOのMarcia Millerが1988年に陶器のギフト商品を扱う企業として創業したMud Pieは、長年に渡って大きな成長を遂げ、今ではホーム・ベビー・ファッションの3部門があり、どの部門も急速に成長しています。

常にフレッシュな商品を提供するために、シーズンごとに数多くの新商品をリリースする中で、商品の種類は160を超え、6,600以上のSKUを扱うことが、当社の最大の課題でした。しかし2017年にCentric PLM(製品ライフサイクル管理)を導入したことで、ビジネスの成長に伴って発生した問題に対応できるようになりました。

Centricはどのように当社をサポートしてくれたのでしょうか?

  1. すべての部門で作業時間を削減

新商品の開発には、多くの作業と時間が必要でした。例えば、デザイナーはサプライヤとのやり取りに、ファイル共有サイトやメールを使っていましたが、素材のライブラリがないので、どの素材が完成していて、どれが遅延しているのかを把握するために、多くのやりとりが発生していました。

サンプルのチェックが終わると、サプライヤからもらった商品情報をMDがシステムに手入力していましたが、情報のコピー&ペーストに多くの時間を費やしていて、ミスによる遅延も発生していました。またデータベースの動作が非常に遅く、定期的にクラッシュしていたので、復帰を待つ間に時間を無駄にしていました。さらにデータベースはWifi経由では使えなかったので、ミーティング中でも、確認したり印刷したりするためにデスクに戻る必要があり、多くの時間がかかっていました。

しかしCentric PLMを導入したことで、商品データを一ヶ所に集約し、常に最新のデータを管理できるようになったので、多くの時間を節約することができました。メインのサプライヤ3社にも、Centric PLMを使ってもらっているので、即時にやり取りすることができます。今ではデザイナーがBOMを完成させると、すぐにサプライヤが開発に着手することができ、素材のライブラリがあることで全員が同じ情報を把握することができます。また、デザイナーは過去の商品をベースに、新しいデザインを作成することができ、コレクション準備をよりスピーディに進めることができるため、MD部門では多くの時間を削減することができました。そして確認したいことをその場で確認できるので、ミーティングも大きく変わり、より少ない時間でより多くのサンプルを確認し、意思決定を行えるようになりました。

. リサーチのための出張を変革

PLMを導入する前は、非効率な業務が成長の妨げになっていました。適切な価格で最高の商品を提供できているかを確認するために、マーケットリサーチや商品開発により多くの時間がかかっていた上に、実現するのも難しい状態でした。出荷やカタログ印刷の期限に間に合わすために、すべての部門で厳しい期限が設けられていましたが、リサーチが必要な新商品のリリースでは、締切へのプレッシャーが余計高まっていました。

また、デザインの素となるアイデアを集めたり工場と打ち合わせをするために、毎日多くの工場を訪問して大量のメモや写真を残しており、ミーティングが終わった後にそれらをまとめてサプライヤに送っていましたが、出張の予定が立て込んでいることが多く、出張が終わってからその作業を行うこともあったので、それにより商品のスケジュールがさらに数週間伸びていました。

今ではCentricのモバイルアプリ、プロダクトノートを使って、工場を訪問している間に、メモを入力して写真を撮ってPLMにアップロードできるので、他の部門やサプライヤも内容を即時に確認することができ、帰りの飛行機に乗っている間に、サプライヤが依頼した仕事に取り掛かることもできます。

  1. クリエイティブな業務をサポート

当社ではAdobe Illustratorとシームレスに連携できるところが、Centricを導入する決め手になりました。小さなことのようにも思えますが、クリエイティブな力を重視するMud Pieにとっては、大きな意味がありました。PLMを導入しても、デザイナーが使ってくれなければ意味がありません。デザイナーにとって使いやすいシステムを選ぶことで、切替えがとても楽になりました。

デザイナーはすぐにPLMに合わせたプロセスを採用し、PLMに慣れていってくれたので、移行はシームレスに進み、デザインにかかる時間を削減することができました。そしてクリエイティブ部門は、PLMを学びながら、SKU数の増加に対応できるようになりました。技術設計部門は、Centricのモバイルアプリ、フィットレビューを活用することで、サンプルの評価を行う際に、iPadで測定結果を記録できるようになったので、以前のようにメモをとって自席に戻ってから結果を入力する必要がなくなり、とても喜んでいます。

Centric PLMを導入したことで、製品ライフサイクルのすべてのステップに磨きをかけ、スタッフ全員が作業にかかる時間を短縮することができました。今ではその時間を、ビジネスの成長や分析、リサーチなど有益な作業に費やすことができ、コストを増やすことなくSKUの増加に対応することができました。時間はとても大切で価値も高いものなので、会社が成長するためには、業務をより効率的に進めることが重要です。当社では今でもミーティング中に「以前はPLMなしでどうやって業務を行っていたの?」と質問されることもあります。

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